お約束の「なち」話
2002年6月10日空港での「なち」は格好良かった(笑)
元はシェパードで、しかも成犬ほどには成長してる。
しかもピンッと背筋を伸ばしてオレの横に座り、周囲の雑踏に微動だにしない。
「お母さん、わんわんだよ」
「本当。きっと警察犬ね」
「ねぇ、ほら。犬って飛行機乗れるの?」
「ば〜か。あれは麻薬犬だよ」
なんて会話が時折耳に入る。
「お侍様、ゲージをご用意いたしましたので、こちらへどうぞ」
カウンターのおねえさんに促され、
「いくぞ、なち」
素直に立つ「なち」。
しかし!つるつるの床は犬にとって天敵らしく、一歩踏み出そうとしては滑り、体を支えようとしては滑り・・・ドリフじゃないんだから・・・。
諦めた「なち」は床に伏せ、上目遣いにオレを見る。
その目はやめなさい!
何かすごくいじめてる気になる。
しかたなく「なち」を後ろから押す。
以外に軽く動いていく。
モップみたいなもんだな。
妙に納得してカウンターへ。
ところが、いざゲージに入れようとすると、全身で嫌がる。
本当は逃げたかったのだろうが、床が滑って逃げられない(笑)
頭まで床につけて「動かない」のポーズ。
「いい子だからおいで〜」
というオレに、プィと横を向き、あの目でオレを見る。
じと〜っと。
カウンターのおねえさんには受けていた。
オレと「なち」のやり取りが面白かったらしい。
こっちはそれどころじゃあない。
さっきから人だかりと含み笑いが・・・。
強行手段。
再び「なち」の背後に回りこみ、ゲージに向けて有無も言わさず押す!
入り口を開けたゲージにぶつかる瞬間、ひらりと立ちあがってゲージ内に飛び乗る。
やりゃあできるじゃね〜か。
ようやく搭乗手続きを終えたオレは、ゆっくりとコーヒーなんぞを飲むことができた。
さて今度は福岡空港で。
「犬をお連れのお客様。*番カウンターまでお越しください」
のアナウンスを無視し、手荷物が出てくるのを待つ(笑)
背中に「なち」の視線が・・・振り向く・・・「なち」はあの目でオレを見ていた。
「捨てるの?ねえ、捨てるの?」
聞こえるはずのない「なち」の声が・・・。
コンベアに乗って流れてきた手荷物を取り、カウンターへ。
「うちのアホ犬をください」
「なち」をゲージから出すと、飛びかかるようにオレの顔を舐め回す。
「ええい、生臭い!」
顔を犬臭くしながら、オレは発着ロビーを後にする。
つるつるの床で動くことを放棄した「なち」は、座って尻尾を振りながら引きずられていく。
再び聞こえ始めていた「警察犬」の声が、失笑の声に変わる。
やっぱり続く。
元はシェパードで、しかも成犬ほどには成長してる。
しかもピンッと背筋を伸ばしてオレの横に座り、周囲の雑踏に微動だにしない。
「お母さん、わんわんだよ」
「本当。きっと警察犬ね」
「ねぇ、ほら。犬って飛行機乗れるの?」
「ば〜か。あれは麻薬犬だよ」
なんて会話が時折耳に入る。
「お侍様、ゲージをご用意いたしましたので、こちらへどうぞ」
カウンターのおねえさんに促され、
「いくぞ、なち」
素直に立つ「なち」。
しかし!つるつるの床は犬にとって天敵らしく、一歩踏み出そうとしては滑り、体を支えようとしては滑り・・・ドリフじゃないんだから・・・。
諦めた「なち」は床に伏せ、上目遣いにオレを見る。
その目はやめなさい!
何かすごくいじめてる気になる。
しかたなく「なち」を後ろから押す。
以外に軽く動いていく。
モップみたいなもんだな。
妙に納得してカウンターへ。
ところが、いざゲージに入れようとすると、全身で嫌がる。
本当は逃げたかったのだろうが、床が滑って逃げられない(笑)
頭まで床につけて「動かない」のポーズ。
「いい子だからおいで〜」
というオレに、プィと横を向き、あの目でオレを見る。
じと〜っと。
カウンターのおねえさんには受けていた。
オレと「なち」のやり取りが面白かったらしい。
こっちはそれどころじゃあない。
さっきから人だかりと含み笑いが・・・。
強行手段。
再び「なち」の背後に回りこみ、ゲージに向けて有無も言わさず押す!
入り口を開けたゲージにぶつかる瞬間、ひらりと立ちあがってゲージ内に飛び乗る。
やりゃあできるじゃね〜か。
ようやく搭乗手続きを終えたオレは、ゆっくりとコーヒーなんぞを飲むことができた。
さて今度は福岡空港で。
「犬をお連れのお客様。*番カウンターまでお越しください」
のアナウンスを無視し、手荷物が出てくるのを待つ(笑)
背中に「なち」の視線が・・・振り向く・・・「なち」はあの目でオレを見ていた。
「捨てるの?ねえ、捨てるの?」
聞こえるはずのない「なち」の声が・・・。
コンベアに乗って流れてきた手荷物を取り、カウンターへ。
「うちのアホ犬をください」
「なち」をゲージから出すと、飛びかかるようにオレの顔を舐め回す。
「ええい、生臭い!」
顔を犬臭くしながら、オレは発着ロビーを後にする。
つるつるの床で動くことを放棄した「なち」は、座って尻尾を振りながら引きずられていく。
再び聞こえ始めていた「警察犬」の声が、失笑の声に変わる。
やっぱり続く。
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